ニュース・ダイアリー
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2016.04.13
小学生になってから稽古事が増えてきました!
今までは狂言の稽古しかしてなかった慶和ですが、いまは能の謡(うた)と舞(まい)のお稽古をはじめつつあります。能と狂言は違う物と思われてるかもしれませんが、実は合わせて『能楽』というジャンルなのです。ですから狂言をしていく上で、能の稽古は不可欠な必須科目というわけです。理屈ではなく感覚で能に触れ馴染んで謡を聞き覚えておかないと、後になって苦労するはめに、、、
慶和にはあまり区別できてないかもしれませんが(笑)
そして幸運にも、能の子方にも出させて頂いたりもしてます!
???子方…???
子役じゃないの???と思われたかたもいらっしゃるかな?そうです。能楽の世界では子役の事を子方、「コカタ」と呼ぶのです!
最近の慶和がさせて頂いたのは『安宅』(あたか)の子方です。歌舞伎の『勧進帳』の方がポピュラーかもしれませんが、能が基になってるんですよ。話は兄頼朝に追われた義経一行が安宅の関を弁慶の機転でめでたく通り奥州に向かう有名なストーリーです。能では弁慶をより際立たせる為に義経を子供に演じさせる事が多いのですが、その義経の役をさせて頂きました。
狂言よりもはるかに長い時間1時間半を超える舞台でしたが、狂言にはない装束を着せて貰う格好の良い役にご満悦な感じでした!格好の良い役ばかりでは無いのですが、それはまだ彼には内緒にして能の稽古も続けて貰う事に致しましょう(笑)